2021年春アニメ評価と感想
★★★★★
スーパーカブ
おとなしそうな顔しておきながら、唐突に思い立って原付買う女子高生最高にクールでしょ。エンジンかかると同時に世界が彩る演出もベタだけど好き。全体的に描写が細かくて良い。だからメインキャラ一人の日常描写だったのに、見てて全然飽きない。第1話のサブタイトルは「ないないの女の子」だけど、中身はあるあるが詰まってておもしろかった。深夜にドライブしに行っちゃうのもわかる。オイル切れしたことはないけど。僕も二輪がほしいです。
やっぱりバイク乗りは頭のおかしいやつしかいないな(褒め言葉)。別に原作を読んでいるわけではないけど、話を聞く限りだとアニメにするに当たって構成がんばったんだろうなという感じがする。1クールのアニメとしてまとまりが良くて満足感がある。とりあえず最終話のサブタイトルが作品名と同じやつめっちゃ好き。なんとも言葉にしづらいけど、自分の行動範囲が広がることに対しての喜びと欲望が結構刺さる作品だった。
Vivy -Fluorite Eye's Song-
久しぶりに硬派なSFモノ来ましたね。個人的な好みもありますが、AIが主人公の作品はおもしろいという法則があると思います。ストーリーとしては割と王道っぽい感じでちゃちな感動モノでもなさそうだし、だからこそ純粋に楽しめる展開が期待できそう。
AIものとしてすごく良く出来てたと思う。終盤は割とこんなものかって感じもするけど、SFものってみんなこんな雰囲気な気もするし、それまでのストーリーは普通におもしろかったし超優秀。登場するどのAIもキャラが良くて、よく作り込まれてるし、劇伴もしっかりしてて、展開も一癖あるし全体的に映画かなってほど完成度が高い。1クール全体としてみたときにちょっとぼんやりとしてるかなというところもあるのが少し惜しい。